キヤノンITソリューションズは6月26日、大学などの教育機関向けの教育支援情報システム独自プラットフォーム「in Campus」を開発したと発表した。すでに、2013年4月から明治大学が全学3万ユーザーを対象に「Oh-o! Meijiシステム」を運用を開始しており、これをベースにもっと小規模でも、幅広く導入可能な教育支援情報プラットフォームとして開発したものが「in Campus」だ。同社では今後3年間で、30校への導入を目指している。
「in Campus」は、学内情報発信の窓口となる「ポータル」と、授業シーンで利用される「LMS(学習管理システム)」を中心に、シラバス、ポートフォリオ(活動の履歴)、学内コミュニティ構築をパッケージにした教育支援情報プラットフォーム。
機能追加や学内の基幹システムやデジタルサイネージなど他システムとの連携も可能で、スマートフォンにも対応。標準で日英2カ国語に対応し、その他言語への対応も可能。同社によれば、in Campusを使用したシステムは、スクラッチ開発のシステムと比較して、導入コストをおおよそ50%に抑えることができるという。
主な機能は以下のとおり。
お知らせ機能 | 事務、教職員からの連絡。各ユーザーにあった情報のみを表示させることが可能。 |
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カレンダー機能 | 学年暦やイベントをカレンダー形式で表示させることが可能。 |
時間割/出講表機能 | 学生は自分の時間割(教員は自分の出講表)の内容を確認することができる。「LMS」との連携も可能。 |
休講情報機能 | 時間割/出講表への表示と、お知らせによる発信が可能。 |
リンク集機能 | 学内で利用するサイトのリンクを自由に設定できる。 |
アンケート機能 | 事務・教職員が全学、もしくは対象を特定したアンケートを実施できる。結果はExcel形式で抽出することも可能。 |
なお、「LMS」は、レポート提出、資料配布、出欠、ディスカッション、アンケート(小テスト)などの機能を備える。