Microchip Technologyは6月24日(米国時間)、Bluetooth 4.1 Low Energy(LE)モジュール「RN4020」を発表した。

同モジュールは、世界各国の電波法とBluetooth SIGの両方の認証を取得済みで、Bluetooth Low Energy(BTLE)スタックを内蔵し、Bluetooth SIGの代表的なLEプロファイルをオンボードでサポートしているため、開発リスクを抑えつつ短期間での製品化が可能だ。また、Microchip Low-energy Data Profile(MLDP)も書き込み済みのため、BTLEリンク上で任意のタイプのデータを容易にストリーミングすることが可能となっている。

また、スタック内蔵モジュールであるため、数百種類に及ぶPICマイコンのほか、UARTインタフェースを持つ任意のマイコンと接続が可能。さらに、ビーコンやセンサといった基本的なデータ収集および通信の用途なら、マイコンなしの単体でも使用が可能で、単体動作の場合、ツールやコンパイルを用いずにMicrochip独自のシンプルなASCIIコマンドインタフェースを利用したスクリプトでモジュールを簡単に設定できるという。

なお、同モジュールは送信出力7dBmで、受信感度-92.5dBmのPCBアンテナも内蔵しており、11.5mm×19.5mm×2.5mmの寸法で100mを超す通信距離を実現できるという。すでに1000個単位で提供を開始しているという。

MicrochipのBluetooth 4.1 Low Energy(LE)モジュール「RN4020」

Bluetooth 4.1 Low Energy(LE)モジュール「RN4020」のブロックダイアグラム