ソニーは6月24日、非接触ICカード技術FeliCaを利用した電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」の試験サービスエリアを2014年7月より拡大すると発表した。
harmoは、薬局で調剤された薬の履歴などのデータをFeliCaを用いてクラウドサーバー上で管理するお薬手帳。FeliCaチップが埋め込まらたカードを薬局の端末にかざし、調剤履歴の閲覧と調剤情報を記録できる。
試験サービスは、2013年秋に神奈川県川崎市全域で運用を開始し、現在までに約110の薬局に導入、約2,400人の一般利用者が利用している。今回、新たに横浜市4区(青葉区、都筑区、鶴見区、港北区)内の薬局でも利用できるようにエリアを拡大した。
横浜市薬剤師会 会長の向井秀人氏は「横浜市薬剤師会は、川崎市内の試験サービスが順調に拡大していることを踏まえ、導入することを決定した。川崎市と横浜市の調剤薬局を利用している利用者に利便性を感じていただくとともに、薬剤師と利用者のコミュニケーションがより深まることを確信している」とコメントしている。