パナソニックは、省エネナビ機能を搭載した工場向けエネルギー見える化システム「SE-Navi」の新機能搭載版の受注を、6月25日より開始すると発表した。
2011年10月に発売したエネルギー見える化システム「SE-Navi」は、パナソニックがグループ内の生産拠点で取り組んだり社外向けに提供していた省エネのノウハウやサービス・機能を融合させたシステムであり、工場のエネルギー管理をサポートするトータルソリューション。
今回、新たに開発した省エネナビ機能は、生産数量と消費エネルギーから算出される原単位を、パナソニック独自の省エネ判定手法に基づいて分析判断し、エネルギー消費の異常箇所を自動抽出することが可能。
また、独自のロス定量化手法により、工程、設備毎のロス分析や要因別ロス分析を自動で行い、工場におけるエネルギーロス情報を定量化する。
そのほか、対策事例ノウハウに基づくカテゴリー毎の省エネヒント集を備えており、改善アイデア抽出を支援する。
同社での実証試験では、省エネナビ機能により、省エネ対策検討から対策立案までに要する時間は7日間から2日間へ短縮し、立案した省エネ対策を実施した結果、約13%のエネルギー消費量を削減できたという。