ネットジャパンは、VMware ESX(i)仮想環境に特化し、仮想マシンを一括で同時に重複排除圧縮しながらバックアップする、エージェントレスバックアップソフトの新バージョン「vmGuardian 3.0」を6月26日より出荷開始すると発表した。

vmGuardianは、VMware ESX(i) 上に仮想アプライアンスとしてインストールし、Webブラウザからアクセスして、仮想マシンやESX(i)ホストを指定し、バックアップや復元の作業を実行する。

増分バックアップやスケジュールバックアップも可能で、重複排除圧縮機能を搭載している。

新バージョンでは、アプライアンスのOS、VMwareのライブラリも含めてすべて64ビット化した。最新のVMwareライブラリを使用することで、32ビットで起きていた数々の問題が改善され、さらに広いメモリ空間の確保でき、仮想環境や仮想マシンへのアクセスが安定したという。

また、従来はバックアップイメージファイルをまとめて一つのファイルに保存していたが、新バージョンでは、増分ごとに独立したファイルとして保存する形式も追加された。定期的にバックアップデータをレプリケーションする場合には、新しく追加された増分ファイルだけがコピー対象になるため、時間が短縮される。

さらに、増分バックアップイメージファイルのコンソリデーション(合成)機能を追加し、増分ファイルが指定した個数(初期値は30個)になると自動的にひとつの増分ファイルにまとめられる。

そのほか、復元時に別の名前の仮想ディスクに復元できる機能も追加している。

価格は65,800円。