Alteraは6月23日(現地時間)、自社のInterlaken Look-Aside IPコアがテストされ、Caviumの「NEURON Search Processor」との互換性が認定されたと発表した。

検証済みの同ソリューションは、ルータ、スイッチ、ファイアウォール、およびセキュリティストレージなどのネットワーク機器で使用するための低レイテンシで高性能なパケットインタフェースを提供する。Interlaken Look-Aside IPコアは、FPGA「Arria 10」および「Stratix V」に統合された際に優れた性能、レイテンシ、およびスペース利用を提供できるよう最適化されたIPコアポートフォリオの一部として、すでに提供が開始されている。具体的には、データパスデバイスと300Gbpsの転送速度を持つLook-Asideコプロセッサ間の相互接続を可能にし、5億パケット/秒以上の性能を提供する。また、顧客が最適な統合を図れるよう高度なユーザインタフェース、レーン、および柔軟なデータレートコンフィギュレーションを提供するソフトおよびハードロジックブロックで構成されている。

今回、AlteraとCaviumは、「Stratix V」と「NEURON Search Processor」を使って、Interlaken Look-Aside IPソリューションのテストならびに検証を行った。低レイテンシパケットインタフェースと拡張性に優れたストレージスペースは、アクセス制御リスト(ACL)とパケット分類アプリケーションのための高性能および高容量を提供する。Alteraは相互接続性に関するレポートを提供しており、その中で、Caviumの「NEURON Search Processor」と接続されたAlteraのInterlaken Look-Aside IPコアを使って達成されたテスト方法と測定された性能について記載している。

Caviumの「NEURON Search Processor」ファミリは、現在量産出荷されており、広範な高性能L2-L4ネットワーク検索アプリケーションをターゲットにしている。最大100万個のIPv4およびIPv6ルールをサポートし、1秒あたり数億件もの検索を20W未満の最大消費電力で実行できる。また、ルールの保存およびルールテーブルフォーマットの特定において、卓越した柔軟性を提供する。

なお、Interlaken Look Aside IPコアおよび相互接続性レポートは、Alteraからすでに提供されている。