理経とミックスネットワークは6月24日、オムニチャンネル・コマースの構築に向け提携開始すると発表した。理経はハイブリスジャパンの代理店として、オムニチャネル・コマース・ソフトウェア「hybris Commerce Suite」を提供し、ミックスネットワークスはWeb基盤ソリューション「SITE PUBLIS」を提供。これにより、オムニチャンネルでの顧客体験の実現を図ることを目標とする。

hybris Commerce Suiteは、製品コンテンツやビジネスデータを単一のプラットフォームで統合管理し、Webサイトや印刷カタログなどのすべてのチャネルに向けたデータコンテンツの展開が可能。製品情報を集中的に管理・サポートすることで、システムや事業間において企業が一貫した情報を保持し、効率性の向上が期待できる。

また、機能ごとにモジュール化されているため、モジュールの選択・カスタマイズによって短期でシステムの構築を実現するほか、対応言語も日本語や英語に限らず、アジア言語やアラビア語といった複数言語をサポートしている。

一方、SITE PUBLISは、マルチデバイス最適化を実現し、小規模~大規模・複数サイトまであらゆるスケーラビリティを備えたWebサイト構築・運営を実現するプラットフォーム。ページを構成する要素をブロックとして管理する「ブロック方式」により、テンプレートや独自編集タグを使用せずWebサイトのコンテンツ管理を実施するほか、Webサイトのビジネス利用に必要な機能の実装を実現する「Webサイト構築・運営ミドルウェア」としても利用可能だ。

今回の提携では、両製品のプラグイン連携アーキテクチャにより、ビジネスロジック層とWebプレゼンテーション層をスマートに分離し、「複数チャネルの一貫性」や「グローバル配信」「ビッグデータの活用」「頻繁な変更」に対応するオムニチャネル・コマースの実現を支援。小売業や製造業へ積極的に拡販していくという。