Talendは6月22日、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)と販売代理店契約を締結したことを発表した。MDISは、Talend のデータ連携・統合(ETL/ELT)、アプリケーション連携 (ESB)、データ品質管理 (DQ)、マスターデータ管理(MDM / BPM)など、Talendのすべてのソフトウェア製品群の販売を開始。初年度20社への販売を計画している。
工場内の機械制御や空調管理、スマートグリッド、交通システムなど、MDISが注力する製造業、社会インフラ分野では、コンピュータに加えて、センサーやICチップを活用したM2M(Machine to Machine)システムが注目されている。
Talendの製品は、Hadoopで高速に分散処理するため、M2Mのビッグデータを活用するためのさまざまなデータ処理をリアルタイムに超高速で行えるのが特長だ。Talendツール自体は、JavaベースのオープンテクノロジーによりHadoopの上でネイティブに稼働し、ファイルシステムやDBシステムをはじめ、ビッグデータ技術とのコネクターを豊富に揃えている。
こうした特長からTalendの製品は、MDISの今後の事業展開に必要なビッグデータ統合の課題を解決する最適なツールであることが評価され、今回の販売契約に至ったとした。