ノベルは6月23日、SUSE Linux Enterprise ServerとRed Hat Enterprise Linuxの両製品を管理できるLinuxサーバ管理製品の最新版「SUSE Manager 2.1」の提供を開始した。
最新版では、ユーザビリティ、プロビジョニング機能、コンプライアンス/セキュリティ、電力管理機能が強化されており、これらの機能が統合されることで、データセンターの複雑性や顧客コストをより軽減できる。
例えば、WebベースのGUIが向上し、モバイルデバイスによる管理が可能になった。新たなインタフェースは、アップストリームとして「Spacewalk」プロジェクト向けに無償でコードが公開される。
また、IPMI(Intelligent Platform Management Interface)プロトコルを通じて、ベアメタルシステムの電源のオン/オフおよび再起動を行うことが可能になった。これにより、管理者はシステム障害時に遠隔地のサーバをより効果的にコントロールするとともに、電力コストを削減できる。
そのほか、脆弱性の管理、セキュリティの測定、コンプライアンス対応が自動化されており、セキュリティの脆弱性を短時間で特定することが可能。
市場推定価格は、1年間のサブスクリプションが60万円からとなっている。