新日鐵住金は6月19日、同社が開発したLNGタンク用「7%ニッケル鋼板」が、石油資源開発が福島県相馬港に建設されるLNG受入基地で採用されたことを発表した。
相馬LNGは、カナダ ブリティッシュ・コロンビア州で産出するシェールガスを受け入れる基地。そこに建設される国内最大級の地上式LNGタンクで7%ニッケル鋼板が利用される。完成は、2017年度内を予定している。
今回の相馬LNGへの受注は、2012年に受注した泉北5号タンク(大阪ガス)、2013年に受注した知多緑浜タンク(東邦ガス)に次ぎ3例目。米国機械学会(ASME)、米国材料試験協会(ASTM)では既にグローバル規格化されているほか、米国石油協会(API)、BS/EN、ISOなどでも規格化の動きが進行しているとした。