アドビ システムズは、フォトグラファー向けの新しいサブスクリプションサービス「Creative Cloud フォトグラフィプラン」の提供を開始した。利用料は月額980円(年間契約)。加入条件等は設定されておらず、写真編集に興味を持つ人なら誰でも利用できる。

6月19日開催のイベント「Adobe Create Now」内で、「Creative Cloud フォトグラフィプラン」についてのアナウンスが行われた

「Creative Cloud フォトグラフィプラン」は、月額980円で利用できる写真愛好家向けのサブスクリプションプラン。「Photoshop CC」と「Photoshop Lightroom 5」というふたつのデスクトップ用アプリケーションに加え、Lightroomと連携して写真の加工をiOSデバイス上で行える「Adobe Lightroom for iPhone」(iPhone用)と「Adobe Lightroom」(iPad用)、さらにiPad向けアプリとして新たに登場した「Photoshop Mix」が含まれる。

また、このプランを導入することにより、ユーザーはPhotoshop CCの新機能である「遠近法ワープ」や「焦点領域」、「モーション効果のぼかしギャラリー」などを利用したり、iPhone/iPad版のLightroomを使ってモバイルデバイスからRAWデータの閲覧や編集を行ったりすることが可能。あるいは、Photoshop Mixを使って外出先でも画像の合成や変形などの高度な編集作業が可能となる。

なお、PhotoshopやLightroomを安価に利用できるプランは、昨年より「Photoshop 写真業界向けプログラム」として、加入条件や申込期限などが変更されながらも継続的に提供されていたが、「Creative Cloud フォトグラフィプラン」には今のところ特に条件は設けられていない。