情報通信研究機構(NICT)は6月19日、ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発について、採択課題を決定したことを発表した。

NICTは、公共性を有し、社会に貢献するビッグデータを「ソーシャル・ビッグデータ」と位置付け、その利活用の促進に取り組んでいる。同研究では、健康、防災、交通、農業などの各分野において、ソーシャル・ビッグデータを積極的に利活用するための技術を開発するとともに、実フィールドでの実証などを行う。

採択課題については、1月29日~3月31日に公募を行い、合計72件の応募があったという。このほど、学識経験者で構成される評価委員会の評価などを経て、「月経周期と基礎体温に基づく女性健康予報システムの研究開発」や「ヘルスリテラシー向上のための生体ログデータ分析に基づく健康情報フィードバック」など22件の採択課題が決定された。