Internet Security - Trend Micro

Trend Microは2014年6月日、「国内検出台数トップを独占する『アドウェア』、その活動と被害とは」において、2013年後半頃から「アドウェア」として検出されるソフトウェアが、同社が国内で検出するソフトウェアの上位3位を独占する傾向が続いていると伝えた。この傾向は現在も継続していると説明がある。

アドウェアはユーザが望まない広告を表示するタイプのソフトウェアでグレイウェアに分類されることが多いソフトウェア。便利なユーティリティアプリケーションとして提供されているものが、そうした広告表示機能を持っているといった作りになっており、一概にマルウェアとは言えないところに特徴がある。

アドウェアなどのグレイウェアはソフトウェアそのものは攻撃性が低くとも、アドウェアによって表示される広告が不正にソフトウェアの購入を促したり、詐欺行為、機密情報の漏洩などにつながる動きになるものがあり注意が必要。オペレーティングシステムやアプリケーションを最新の状態に保つ、素性の明らかではないソフトウェアはインストールしない、セキュリティソフトウェアの活用、アドウェアやグレイウェアと呼ばれるソフトウェアが存在していることを把握しておくなどの対策が推奨される。