Googleは6月18日、三陸海岸の景観を海から撮影する「海からのストリートビュープロジェクト」を開始した。

Googleは2011年から、東日本大震災の被災地域をストリートビューで撮影し、パノラマ画像で記録する「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」を実施している。「海からのストリートビュー」はこの取り組みの一環で、陸からのストリートビューに加え、新たに海側から三陸海岸を撮影する。

撮影場所は、三陸海岸の田老 / 釜石 / 大船渡 / 陸前高田 / 気仙沼 / 南三陸 / 石巻 / 松島 / 塩竈エリアが中心となる予定で、撮影期間は数ヵ月程度の見込み。撮影には、船からの撮影用に新たに開発した「船上トレッカー」が使用される。

また、今回は通常のストリートビューオペレーターによる撮影に加え、東北地方で地域に根ざしたさまざまな活動を行っているコミュニティのメンバーにストリートビュー撮影機材を無償で貸し出し、上記のエリアを撮影するという。

撮影画像の公開は2015年初頭の予定。