三菱商事は6月17日、トルコ・イスタンブール市政府と地下鉄向け鉄道車両の供給契約を締結したと発表した。契約金額は119百万ユーロ(約160億円)、車両数は126両(21編成)。
供給する車両は、スペインの鉄道車両メーカーであるCONSTRUCCIONES Y AUXILIAR DE FERROCARRILES製で、完全無人運転システムを採用する。今年8月頃にイスタンブール市が融資契約を調印する見込みで、車両の納入時期は2016年から2017年を予定している。
今回受注した車両は、現在トルコ・イスタンブール市政府がイスタンブール市内のアジア側で建設を進めている地下鉄新線(路線長19.7km、計16駅)に使用される予定。
住宅地のある内陸部のチェクメキョイから、ボスポラス海峡沿岸部のウスキュダルを繋ぐ路線で、海峡を横断する近郊線(マルマライ)とも直接乗り継ぎ可能となる。