三菱航空機と三菱重工業は6月17日、三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で、次世代リージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機初号機の主翼と胴体の結合を完了したと発表した。
次世代リージョナルジェット機「MRJ」 |
MRJは2013年から最終組み立てが行われており、同年10月には飛島工場で組み立ててきた中部胴体の結合が開始された。
今年6月5日には、プラット・アンド・ホイットニーからエンジン「PurePower PW1200Gエン ジン」を受領している。このエンジンはMRJ用に開発されたもので、プラット・アンド・ホイットニー独自技術である「Geared Turbofan」の採用により、タービンを高速回転させて最適な効率を得る一方、ファンを低速で回転させることにより大幅な燃費の向上と騒音の低減を実現する。
米スピリットからはエンジンと主翼を結合するパイロンを受領しており、今後は、エンジンの搭載作業が進められる。