モリサワは、凸版印刷が開発中のオリジナル書体「凸版文久体」全5書体を、モリサワフォント製品として発売する。第1弾として「凸版文久明朝 R」を9月に提供を開始し、2016年度までに全5書体を順次リリース予定。
「凸版文久体」は、金属活字として誕生し、多くの書籍で用いられてきた凸版印刷のオリジナル書体である「凸版明朝体」を、電子媒体でも読みやすく改刻したOpenTypeフォント。現代のデジタルフォントに多大な影響を及ぼした「築地体」を源流とし、誰にでも書けそうな文字を理想とした、ペン書き風の読みやすく親しみやすいデザインが特長。まずは、「凸版文久明朝 R」の提供を9月より開始。続いて「凸版文久ゴシック R」、「凸版文久ゴシック DB」「凸版文久見出し明朝」「凸版文久見出しゴシック」の4書体を2016年度までに順次リリースするということだ。
また、これらのフォントは、モリサワが提供するサブスクリプション制フォントライセンス「MORISAWA PASSPORT」や「MORISAWA PASSPORT ONE」、「MORISAWA PASSPORT アカデミック版」で提供され、これらの製品を契約中のユーザーには、2014年の新書体として無償提供される。また、クラウドフォントサービス「TypeSquare」「MORISAWA Font Select Pack 1 / 3 / 5」においても提供される。
なお、同書体の仕様は、同書体の仕様は、フォントフォーマットがOpenType、文字セットがAdobe-Japan1-6(23,058 文字)/JIS2004 準拠、IVS対応。対応OSはMac OS X 10.4 以降日本語版/Windows Vista/7/8 日本語版。