NECは6月16日、サイバー攻撃対策の導入・運用を支援する「サイバーセキュリティ・ファクトリー」の本格稼働を開始した。
サイバーセキュリティ・ファクトリーは、サイバー攻撃対策システムの設計・構築からセキュリティシステムの運用監視、異常検知時に緊急対応までを行う「サイバーインシデント駆けつけサービス」などを一貫して提供する「サイバーセキュリティ総合支援サービスの中核拠点としての役割を担う。
NECグループのセキュリティ専門企業のサイバーディフェンス研究所、インフォセック、FFRI、ラック、エヌ・アール・アイ・セキュアテクノロジーズ、S&Jコンサルティング、トレンドマイクロなどと連携して、顧客の情報システムのセキュリティ監視やサイバーインシデント発生時の詳細解析、進化するサイバー攻撃に対応するためのサイバーセキュリティ技術開発などを行う。
具体的には、「セキュリティオペレーションセンター機能」「人材育成機能」「サイバーインテリジェンス機能」の3つの機能から構成される。
例えば、巧妙化するサイバー攻撃に対応できるセキュリティ人材の育成を行う拠点として、サイバー演習サービスなどを提供するほか、サイバーディフェンス研究所とインフォセックのセキュリティ要員を集結させて、実務経験や蓄積した知見の共有などにより、NECのセキュリティプロフェッショナルを育成する。