米テラデータは6月2日(現地時間)、Hadoopの導入と管理に伴うリスク、コスト、複雑性を削減する「Teradata Portfolio for Hadoop 2」を発表した。
これは、Apache Hadoopに蓄積された多様なデータを活用し、技術的およびビジネス上の課題に取り組む企業を支援するもので、同社が付加価値のあるソフトウェア、アプライアンス、コンサルティング・サービス、トレーニング、保守サポートのすべてを包括して提供する。
本製品は、「Teradata Open Distribution for Hadoop2.1」「Teradata Appliance for Hadoop」「コンサルティング・サービス」「保守サービス」の4つの主要要素から構成される包括的なソリューションとなっている。
例えば、「Teradata Open Distribution for Hadoop2.1」は、Hortonworks Data Platform2.1を基盤とし、Hadoopテクノロジーをエンタープライズ用途ですぐに利用できるように、それに不可欠なTeradataソフトウェア・コンポーネントを包括してセットで提供する。
「Teradata Appliance for Hadoop」は、Teradata Open Distribution for Hadoopが搭載され、Hortonworks Data Platform 2.1を基盤として稼働する最初のプラットフォームとなっている。本アプライアンスは、すぐに稼働可能で、エンタープライズ用途のデータの蓄積および管理用に最適化された状態で納入され、顧客企業の成長ニーズに合わせて、データ領域を144テラバイトから98ペタバイト超にまで拡張できる。
「保守サービス」では、業保守サービスの範囲を拡大し、ビッグデータおよびHadoop環境のサポートと保守についても対応することにより、顧客企業がTeradata Unified Data Architectureを活用してビッグデータ分析のメリットを実感できるよう支援する。
なお、Teradata Portfolio for Hadoop 2は、パートナーのサポートと共に2014年第3四半期より提供される予定。