PFUは6月12日、標的型サイバー攻撃による未知のマルウェア活動を検知し、感染端末の自動遮断を実現する標的型サイバー攻撃・内部対策アプライアンス「iNetSec Intra Wall」を10月に発売すると発表した。
これまで同社は、「iNetSec Smart Finder」(持込端末の不正接続防止アプライアンス)、「iNetSec Inspection Center」(脆弱端末の遮断ソフトウェア)を販売してきた。
これらのiNetSecシリーズで培ったノウハウをベースに、富士通研究所の技術と、および総務省から委託を受け富士通が研究開発している技術を採用。
マルウェアの感染拡大で特徴的に見られる端末間の通信を検知する「感染拡大検知技術」、マルウェアの諜報活動段階での通常と異なる不正意図を持った端末間通信を検知する「諜報活動検知技術」をiNetSec Intra Wallとして提供する。
iNetSec Intra Wallは、標的型サイバー攻撃によるマルウェアの活動を端末間の通信の振る舞いに着目することで効率的に検知し、感染端末を自動的に遮断することができる。
PFUによると、既存のセキュリティ対策製品や最新のセキュリティパッチの適用だけでは防ぎきれない、未知のマルウェアの「検知」と「自動遮断」できるとしている。