日本テレビは12日、同社が毎年夏に放送しているチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」の番組オリジナルTシャツ「チャリTシャツ」のデザインを、アーティストの天野喜孝が手がけることを発表した。Tシャツのデザイン発表は6月19日。

「チャリTシャツ」は、同番組の出演者が着用し、一般向けにもチャリティー販売が行われるなど、番組を象徴するアイテムとなっている。デザインは6月19日放送の情報番組「ヒルナンデス」の中で発表される。ちなみに、これまで「チャリTシャツ」のデザインには、前衛美術家の草間彌生(嵐の大野智と共同制作)、画家・彫刻家の奈良美智や、現代美術家の村上隆などのアーティストが参加してきた。

また、番組公式ページでは、チャリTシャツのデザインを示すヒントとして、発表当日までにひとつずつテーマを発表している。6月12日の段階では、天野がキャラクターデザインを手がけたゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズにも登場する「ドラゴン」というキーワードが登場し、「チャリTシャツにはどんなドラゴンが描かれているのでしょうか?」とのコメントが添えられている。Tシャツは発表当日の19日に「汐留日本テレビ特設会場」と「イオン幕張新都心店」で先行取り扱いを開始し、6月20日より全国で販売が開始される。

なお、天野喜孝は1952年3月26日静岡県生まれのアーティスト。国内では、1987年に第1作が発表されたロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザイン・イメージイラストで人気を博しているが、活動の原点は、1967年に入社したタツノコプロダクションでの「新造人間キャシャーン」(1973年)、「タイムボカンシリーズ」(1975年~)のキャラクターデザインにある。1997年、1999年にはニューヨークで個展を開催、2002年にはロンドン、パリ、南仏で個展を開催。近年では、ヤマハのVOCALOID3対応歌声ライブラリ「ZOLA」のイメージキャラクターを描くなど、活躍の場を広げている。