マカフィーは6月12日、オンラインでWebページを検索する際に、ウイルス/マルウェア感染などのインターネット上の脅威に関して最も危険と考えられるサッカー選手に関する調査結果を発表した。
同調査では、サイバー犯罪者がポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手を使って、マルウェアの感染を目的としたWebページに訪問者をおびき寄せる例が最も多いことが明らかになった。
同社は、Web検索による感染リスクが高いFIFAワールドカップ ブラジル大会に出場予定の選手の上位11人を「レッドカードクラブ」と名付けている。
レッドカードクラブに選ばれた選手
ランク | 選手名 | 国名 | 危険度(%) |
---|---|---|---|
第1位 | クリスティアーノ・ロナウド | ポルトガル | 3.76% |
第2位 | リオネル・メッシ | アルゼンチン | 3.72% |
第3位 | イケル・カシージャス | スペイン | 3.34% |
第4位 | ネイマール | ブラジル | 3.14% |
第5位 | カリム・ジアニ | アルジェリア | 3.00% |
第6位 | カリム・ベンゼマ | フランス | 2.97% |
第7位 | パウリーニョ | ブラジル | 2.81% |
第8位 | エディンソン・カバーニ | ウルグアイ | 2.67% |
第9位 | フェルナンド・トーレス | スペイン | 2.65% |
第10位 | エデン・アザール | ベルギー | 2.50% |
第11位 | ジェラール・ピケ | スペイン | 2.45% |
日本人サッカー選手では、香川真司選手(危険度1.64%)が第50位で、もっともランクが高かった。そのほか、本田圭佑選手が第54位、柿谷曜一朗選手が第75位となっている。
同社は今回、Webサイトの安全性を評価する「McAfee SiteAdvisor」を用いて、「動画」「画像」といった頻出検索ワードとサッカー選手名と組み合わせて検索した場合に危険なサイトを判断し、総合的な危険率を算出した。
結果、スクリーンセーバーのダウンロード、選手の神業的な技術を紹介するビデオが視聴できると謳っているサイトを訪問した場合に、ファンたちが最も大きな危険を冒していることがわかった。
同社はマルウェアに感染しないためのアドバイスとして、「コンテンツの閲覧・ダウンロードは、公式なコンテンツ提供者のWebサイトを利用すること」「ウイルスに感染する危険性が最も高い検索ワード"無料ダウンロード"に注意すること」「ニュース速報は信頼できる公式なニュースサイトで閲覧すること」などを挙げている。