トヨタ自動車は6月11日、カザフスタン共和国コスタナイ市にあるサリアルカ・アフトプロム社において、フォーチュナーの生産を開始したと発表した。これは、同社にとって中央アジアで初めての現地生産となる。
サリアルカ・アフトプロム社の工場で行われたラインオフ式典には、カザフスタン共和国のアルベルト・ラウ産業新技術省第一副大臣、在カザフスタン日本国大使館の蒲原正義特命全権大使、豊田通商会長の清水順三氏、トヨタ会長の内山田竹志氏らが出席した。
フォーチュナーの生産は、溶接・塗装・組立工程を現地化するCKD生産の形式で行われ、ラインオフに向けて、約20名のトヨタの技術者が工場に赴き、トヨタの生産基準を満たすことを確認しながら、生産がスムーズに立ち上がるよう技術指導を行った。
生産台数は年間約3,000台、サリアルカ・アフトプロム社はフォーチュナー生産に伴い、約100名の新規雇用を行った。