J.D.パワー アジア・パシフィックは6月11日、2014年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査の結果を発表した。同調査は、データ通信専用端末の個人利用者を対象に、モバイルデータ通信サービスの満足度および利用実態を調べたもので、回答者は3,500名。

モバイルデータ通信サービス利用者が事業者を選ぶ際に参考にする情報を尋ねたところ、「店舗」(「店舗での説明」「店頭や街頭で入手したチラシ/パンフレット」)の情報を参考にする人が最も多かった。

固定ブロードバンド回線利用者と比べると、「店舗での説明」を参考にする人が多かった。また、店舗からのサービス加入者の割合は固定ブロードバンド回線32%に対し、モバイルデータ通信サービス66%と、2倍以上の開きが見られたという。

事業者を選ぶ際に参考にする情報 資料:J.D.パワー アジア・パシフィック

モバイルデータ通信サービス利用者の事業者の選定理由については、「料金プランがよかった」(41%)「加入特典がよかった」(25%)と、コスト関連の理由が上位を占めている。

一方、実際にサービスを利用しての満足度という観点からは、コスト[「各種費用」(27%)]よりも通信ネットワーク[「通信品質・エリア」(41%)]の影響度のほうが大きくなっている。

総合満足度を構成するファクター 資料:J.D.パワー アジア・パシフィック

同調査では、「通信品質・エリア」「各種費用」「端末・オプションサービス」「手続き・サポート対応」という4つのファクターをもとに、モバイルデータ通信サービス各社の顧客満足度を測定している。

トップとなったのは、昨年に続きUQ WiMAX(535ポイント)で、第2位はau、第3位はNTTドコモだった。

顧客満足度ランキング(1,000ポイント満点) 資料:J.D.パワー アジア・パシフィック