NECネクサソリューションズは6月11日、Windows Server 2003の延長サポート終了に伴い、顧客の移行をトータルに支援する「Windows Server 2003移行サービス」の提供を開始すると発表した。
Windows Server 2003の延長サポートは、2015年7月15日(日本時間)に終了すると、セキュリティパッチが提供されず、ウイルス感染やサイバー攻撃などのリスクが増大するため、早期に移行プランを作成し、確実な移行を行う必要がある。
NECネクサソリューションズは今回、移行計画・評価の支援から実際の移行作業、移行後システムの安定稼動の支援などのサービスメニューの提供により顧客のシステム移行をサポートする。
既存環境を調査し移行方針の決定を支援する「無償移行診断」の提供では、専用ツールにより顧客のサーバのハードウェア環境、稼動OS、ソフトウエアの情報を収集し、移行推奨プランのアドバイスを行う。
また、移行先として、クラウド環境など顧客の要望に合わせたシステム稼働基盤を提供。同社では従来から各種SaaSなどのクラウドサービスを提供してきたが、今回Windows Server 2003移行先として、「専用仮想化ホスティングサービス」の提供を開始。仮想環境が構築された顧客専用のサーバをネットワーク経由で利用可能なため、既存の環境を考慮した柔軟なシステム移行を行うことが可能となる。
さらに、移行後のサーバやシステムの状態をみる「監視サービス」や、操作問い合わせ、障害切り分けの対応を行う「ヘルプデスクサービス」などを用意し、移行完了後も継続してサポートする。
サービスの提供価格は、仮想化ホスティングサービスSTANDARD+パソコン10台のヘルプデスクサービスの場合、月額料金5万4,700円(税別)。今後1年間で、約500社への販売を目指す。