LINEは、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」における、クリエイターが制作したスタンプの販売・利用実績を公開した。調査期間はスタンプの販売を開始した5月8日~6月7日までの1カ月間。
「LINE Creators Market」は、これまで企業側の販売・配布のみを展開していたLINEのスタンプを、個人・企業問わずLINEユーザーであれば誰でも制作・販売可能としたプラットフォーム。4月17日にクリエイターおよびスタンプの登録受付を開始して以降、日本のみならず世界中から登録があり、6月7日時点で登録クリエイター数は8万人、登録スタンプ数(現時点で審査中・審査待ちのスタンプを含む)は1万2,000セットを超えているという。
また、販売金額上位のスタンプ平均販売額は、売り上げ10位までの平均が470万円、30位までが260万円、100位までが120万円、200位までが70万円となった。この期間に販売を開始したスタンプ総数は1,200セット、購入されたスタンプ総数は170万セットとなり、同プラットフォーム全体の販売総額は1億5,000万円以上。同プラットフォームから販売されたスタンプが、ユーザー間で送信された回数は8,100万回以上ということだ。
また、スタンプ1セットあたりの販売額比率で見ると、販売中のスタンプ総数のうち、61.7%が1万円を超えている。LINE広報によれば、ここで言う販売額は1セット100円のスタンプの純粋な売り上げ額とのこと。そのため、半数以上のスタンプが100セット以上販売されている計算となる。こうした販売額の分布に関して、同社は「販売額上位以外のスタンプも広く購入・利用されています」とコメントしている。なお、ここで扱っている総売り上げの半額から、手数料や源泉所得税を引いたものがクリエイターへの配当となり、その額が1万円以上となったクリエイターから、同プラットフォームのWebページより請求申請が可能となっている。