オンキヨーとシーメンス ヒヤリング インスツルメンツ(シーメンス補聴器)は6月11日、日本市場における新規音響製品の共同開発を開始したこと、ならびび今後、市場拡大が予想されるデジタルヘルス関連市場を見据えた新規ビジネス分野での事業拡大を目指して行くことで合意に達したと発表した。

国内の音響関連市場は、リスニングスタイルの変化にともない、ヘッドホンや小型スピーカーなどのアウトドアユーザー向け製品が多数発売されるようになってきたほか、スポーツユース向けの装着感の高い製品といった新規市場の拡大を続けている。また、高齢者人口の増加にともない聴力低下を補う新規カテゴリ製品の市場拡大も期待されるようになってきており、そうした背景から両社は、オンキヨーの持つ高いオーディオ技術と品質管理技術、シーメンス補聴器が持つ人間工学に基づいた製品開発力などの専門技術の融合を図ることで、新規音響製品さらには今後需要拡大が見込まれる高齢化社会に対応する、デジタルヘルス関連市場を見据えた新規ビジネス分野の開拓と製品開発を推進していくことを決定したとコメントしている。