NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は、米Anuta Networksが開発したSDN(Software-Defined Network)を実現するソフトウェア「NCX」「nCloudX」の販売を6月11日から開始すると発表した。
本製品はネットワーク機器側のSDN対応の有無にかかわらず、マルチベンダー対応、さらにはL2からL7まですべてのレイヤーに対応。また、SDN非対応製品への対応が特長となっており、データセンター、プロバイダーのコアネットワーク、企業のオフィス・ブランチ等、さまざまな規模や環境のネットワークにおいて、ネットワーク機器を買い替えることなく、ソフトウェアによるネットワーク管理・運用を実現できる。
SDN実現にあたっては、ネットワーク機器の設定をそのネットワーク上のサービス、あるいはアプリケーション単位で分割・抽象化して記述し、ポータルに登録。このサービス・アプリケーションを使用するユーザー、あるいは部署単位で有効化を指示すると、実際の経路上のネットワーク機器に対して必要な設定を自動生成し、展開する。
製品導入によるメリットとしては、「オペレーターのミスによるトラブル回避」「ネットワーク管理・運用コストの削減」「サービス・アプリケーション単位でのモニタリング」があげられている。