F5ネットワークスジャパンは6月10日、アプリケーションデリバリサービスにおける管理の簡略化と包括的なオーケストレーションを実現する「BIG-IQ version 4.2」を発表した。これにより、ユーザー企業のあらゆるインフラ環境に対して、より速く、より着実で安定したアプリケーションデリバリサービスを利用できるようになるという。
BIG-IQが対応するモジュールは以下のとおり。
BIG-IQ Cloud : クラウド・コネクタ機能を活用し、AWS、VMware、OpenStackなどのテクノロジーをベースに構築されたデータセンターやクラウドなど、多彩な環境に対応したさまざまな連携を実現する
BIG-IQ Security : ファイアウォールのポリシーを集中化、簡略化、自動化することにより、管理性を向上する機能。展開にかかる時間を短縮し、手動による人為的な設定エラーなどのリスクを最小化にすることが可能になる。複数のユーザーによるファイアウォールの設定管理などもでき、ユーザープロファイルに基づくアクセス制御など細やかな管理性を提供する
BIG-IQ Device : ユーザー環境のBIG-IPに対するユーザーコンフィギュレーションセット(バックアップファイル)の復元などを集中管理するための機能である。また、パフォーマンスモニタリングとライセンスプールなどの機能を活用し、自由自在な仮想版BIG-IPライセンスの展開が可能となり、運用の柔軟性が劇的に向上する