島津エス・ディーは6月10日、同社の再来受付システム「MERSYS」シリーズに、縦型モニタを採用した「MERSYS-IV」を追加したと発表した。

同システムは、19型のタッチモニタを縦型で搭載することで、操作手順を示すアニメーションや文字の表示を従来以上に大きくすることが可能としつつ、診察・検査オーダーが多数ある場合であっても一画面ですべての内容を確認することを可能としている。

また、従来機ではA4用意への印字のみだったのを、A5およびB5用紙にも対応可能としたことで、各医療機関における診察・検査オーダーの量などのニーズに合わせて種類・サイズを選択することが可能となった。

さらに、従来、別途用意する必要があった受付機の制御コントローラを、受付機自身が制御機能を担うことができるようにしたことで不要化。コントローラを設けないで、1台の受付機を親機とすることで、他の受付機を制御することも可能となった。加えて、もしコントローラや親機の受付機が故障した場合であっても、別の受付機を親機に設定することで、受付業務を継続運用することができるようになっているという。

なお、同システムの定価は最小構成で400万円(税別)となっており、同社では発売からの1年間で、国内200台の販売を目指すとしている。

縦型モニタを採用した「MERSYS-IV」