SAS Institute Japanは6月10日、電力・ガス事業者が設置したスマートメーターからのビッグデータの活用・運用を支援する包括的なソリューション「スマートメーター・データ・アナリティクス」を、国内で提案開始すると発表した。

これは、各世帯・事業所に設置されたスマートメーターによって、各設置世帯や事業所から時間あたり数回のエネルギー使用データの送信が行われ、このビッグデータを最新のアナリティクス環境で予測分析することで、ピーク需要の予測精度の向上、トラフィックや価格の最適化、新しいサービスを販売促進、最適なお客様の特定といったことを可能にするもの。

また、メーターの故障や故障する部品を予測することで、より優れたメンテナンス計画を作成できるという。

スマートメーター・データ・アナリティクスには、エネルギー需要のピークの予測や長期にわたる不確実性の削減を行う「SAS Energy Forecasting」や、顧客維持および新しいサービスの販売促進の分野の「SAS Customer Intelligence」などのソリューションと、ビッグデータを高速に分析するための分析基盤が含まれる。