オートデスクは6月9日、建築業界向けBIMアプリケーションのパッケージ「AutoCAD Revit LT Suite」について、期間を選択肢て利用できるライセンス形態「Desktop Subscription」を導入したことを発表した。これにより、ユーザーはAutoCAD Revit LT Suite 2015の永久ライセンスに加え、「1ヶ月」「3ヶ月」「1年」から利用期間を選択できる期間限定ライセンスも購入できるようになる。価格はいずれも税別で、1ヶ月で10,000円、3ヶ月で30,000円、1年で81,000円。
Desktop Subscriptionを利用すると、永久ライセンスを購入するよりも初期費用を抑えることができる。また、プロジェクトへの本格導入前に数カ月間試験的に利用して適用性を評価するのも可能だ。その他、国外出張時に利用したり、設計プロジェクトの規模や期間に応じて使用期間とライセンス数を選択することもできるため、ユーザーの希望に沿った運用方法やコスト管理を行えるようになる。
さらに、 Desktop Subscriptionには、専用Webサイトからの技術サポート、契約期間中の機能アップデート提供、クラウド サービス「Autodesk 360」を利用した25GBストレージ、フォトリアリスティックやパノラマ表示が可能なレンダリング機能などが含まれる。Autodesk 360を利用すると、設計などのプロジェクト管理やコラボレーション、モバイル端末からのアクセスなどの機能も利用できるため、場所や時間に制限なく柔軟な業務遂行が可能になるという。