ソフォスは6月9日、企業のクライアント PC向けデータ/ハードディスク暗号化ソフトウェアの最新版「SafeGuard Enterprise 6.1」を発売すると発表した。同時に、モバイルデバイス管理(MDM)ソフトウェアの最新版「Sophos Mobile Control 4.0」も提供開始する。両製品とも6月9日に出荷を開始する。
「SafeGuard Enterprise 6.1」は、PCのハードディスク、USBメモリなどのリムーバブルディスク、社内ネットワークにおける共有ファイル、クラウドストレージ上のファイルのデータを暗号化する。今回、ハードディスクの暗号化のみの対応だったMac版においても、リムーバブルディスク、共有ファイル、クラウドストレージ上のファイルまで暗号化対象を拡張した。
また、OSに標準搭載されている暗号化エンジンであるWindowsのBitLockerおよびMacのFileVault2で暗号化されたクライアント PCも一元管理できる機能を追加した。
「Sophos Mobile Control 4.0」は、スマートフォンやタブレットなどを一元管理するMDM。会社配布や私物利用のモバイルデバイスを登録し、Microsoft Exchangeサーバへのアクセス管理、盗難・紛失デバイスの管理、アプリケーションの管理、デバイスの棚卸機能などが行える。
今回発売の最新版では、ソフォスのUTM(統合脅威管理)アプライアンスとの連携機能を強化し、ポリシーなどコンプライアンス違反のデバイスは、ソフォスのUTMの管理下にあるアクセスポイント への接続やソフォスのUTMと接続するリモートアクセスVPNへの接続が自動的に拒否される。
両製品ともユーザー数に応じたライセンス料を設定。「SafeGuard Enterprise 6.1」は、年単位利用のサブスクリプションライセンス (サポート込) と永続利用のパーペチュアルライセンス (サポート別) の2通りの提供形態を利用でき、サブスクリプションライセンスは、年額3,160円(税別/10ユーザー、1ユーザーあたり)から。パーペチュアルライセンスは、9,420円(税別/10デバイス、1デバイスあたり)から。
「Sophos Mobile Control 4.0」は、利用形態にあわせて、オンプレミス版とSaaS版を選択できる。スタンダード版ライセンスで、年額5,060円(税別/10ユーザー、1ユーザーあたり)から、SaaS版は年額5,640円(税別/1ユーザーあたり)から。