経済産業省はこのほど、2013年度の「ものづくり基盤技術の振興施策(ものづくり白書)」が閣議決定されたことを発表した。

「ものづくり基盤技術の振興施策」は、政府がものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策に関する報告書。同報告書は、昨年に引き続き、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省共同で作成作業を行い、6月6日に閣議決定された。

第1部第1章では、日本の製造業が直面する課題と展望を経産省が分析しており、昨年と比較して製造業は改善の兆しが見られるという。

また報告書では、貿易赤字が拡大する中での「輸出を支えるための国内生産基盤の維持」や、グローバルニッチトップ企業やベンチャー企業をはじめとした「新しい輸出の担い手の育成」、「グローバル需要の取り込み、経常収支維持のための海外収益還元促進」などの課題と、今後の方向性についても書かれている。

2014年版の「ものづくり基盤技術の振興施策」の詳細は経産省のWebページで公開されている。