シーメンス ヒヤリング インスツルメンツは6月5日、3Dプリンター「Rapid Shape(ラピッド シェイプ)」をオーダーメイド補聴器の作製プロセスを効率化し、よりユーザーのためにカスタマイズされた補聴器を提供するために導入したと発表した。

Rapid Shapeで成形されたシェル(外側部分)は、シーメンスの相模大野にある工房で、長年補聴器の作製に携わる“補聴器の匠”によって、内部部品の組み込み、最終仕上げが加えられる。

ユーザー個々の聞こえ、感じ方、ニーズに合わせてシェルを削り、磨き上げ、中の精密機器の位置を調整することで、小さなボディに最新の補聴テクノロジーを搭載した、世界に一つだけのオーダーメイド補聴器が完成するという。