日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は6月5日、外部からのサイバー攻撃や従業員・委託先による内部不正など、企業が直面するセキュリティ脅威への対応を支援するため、プロティビティと共同で「情報セキュリティモニタリング支援サービス」の提供を開始すると発表した。

同サービスは、セキュリティ情報イベント管理(SIEM)ツール「HP ArcSight」の導入によって、各種ネットワークデバイス、端末、サーバ、アプリケーションからログを収集し相関分析を行ったうえで不正の有無を判断する仕組みの構築を支援するもの。

日本HPは、主にHP ArcSightの導入や検知ルールの実装や本番運用までのテストを支援する。また、HP研究所で開発された「HP Threat Central」は、HP ArcSightを統合プラットフォームに用いることにより、匿名の自動化された方法を通じて脅威・攻撃手法・攻撃者などに関する知識をコミュニティ内で共有し、セキュリティ対策を強化する。

プロティビティは、不正リスクの特定・評価から、システム要件の設定、社内SOCや社内C-SIRTなどの運用体制構築、教育の実施、本番稼働後の運用まで支援する。