ヴァイナスは、クラウド型や社内設置型など複合的なLinux HPCサーバ環境に対応するマルチHPCサーバゲートウェイ「CCNV Suite-1 V1.2(Cloud Computing NaVigation system)」を6月2日より提供開始したと発表した。

CCNVは、Windowsの知識だけで簡単に自社サーバや複数のクラウドコンピュータにアクセスし、動画や画像をモバイル端末でチーム全体で共有できるサーバゲートウェイで、最新版となるV1.2では、通常のファイル転送に加え、L2転送モードと高速かつ動的な帯域制御を備えたL3転送モードを搭載したという。また、2014年度FOCUSスパコン新システム対応により、CCNVからFOCUSスパコンを簡単に利用できるようにもなったという。

このほか、ファイルの転送、編集、ジョブ実行などの主要な機能に加え、TAR/UNTAR、権限の設定やディレクトリの移動など、より使い易くするための補助機能が拡充されたほか、Linuxの知識が必要な解析ジョブの投入や、ジョブ待ち行列の確認が、GUIから簡単に操作することができるようになったという。

なお同社では、航空宇宙、自動車、重工業などを中心に販売を行っていく計画で、初年度で50ライセンスの販売数を見込んでいる。販売価格は、年間ライセンス料金9万円(税別)から、となっている。

CCNVメインウインドゥ

GUIによる簡単なジョブ実行制御が可能