Intersilは、不揮発性メモリ(NVM)を内蔵し、IntelのVR12/12.5仕様に準拠した6相パルス幅変調(PWM)コントローラ「ISL6388」を発表した。

同製品は、NVMを用いることで、設計時に複数の個別設定が可能で、調整のためのはんだ付け作業を不要にすることができる。また、同社の独自技術である「エンハンスト・アダプティブ・パルス・ポジショニング(EAPP)アーキテクチャ」を採用しており、リニア制御ループによって優れた過渡応答特性を実現。これにより、うなり周波数の問題を回避できるほか、競合ソリューションに対する過渡応答特性を向上させることが可能になるという。さらに、また、同社のデジタル電源製品向けに開発されたグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)「PowerNavigator」の最新版に対応しており、プログラムを書くことなく、デジタル電源製品の利用が可能となっている。

なお、同製品はすでに量産出荷を開始しており、単価は3.98ドルとなっている。

IntelのVR12/12.5仕様に準拠した6相パルス幅変調(PWM)コントローラ「ISL6388」のパッケージイメージ