松竹は6月2日、オーマの運営するクラウドファンディング「READYFOR?」において、映画製作の資金調達を目的としたプロジェクト「世界一と呼ばれる築地市場と日本食の文化を映画に残す。」を開始した。
同プロジェクトは、築地の仲卸を一年間密着取材したドキュメンタリー映画「Tsukiji Wonderland(仮題)」の制作資金を調達するためのもの。この作品では「築地市場で働く仲卸の人々の情熱や継承されてきた技術や知恵を取材、築地市場の四季を記録しながら、日本の食文化の神髄を描く」という。
また、日本文化を世界に発信することも目的のひとつとなっており、作品完成後は広く海外マーケットへのセールスや映画祭へのアプローチを実施するとしている。制作にあたっては約1年間の取材を行うとのことで、日本国内での公開は2016年の予定。
一口あたりの支援額は3000円 / 1万円 / 3万円 / 5万円 / 10万円などがあり、オリジナル手ぬぐいや完成披露試写会への招待、エンドロールへの名前掲載など、金額に応じた特典が用意されている。また、100万円の支援でプライベート上映会開催権(監督ティーチイン付き)を得ることができるという。プロジェクトの目標金額は700万円で、募集期限は8月末まで。