日本スペースイメージングは6月2日、Skybox Imaging社が打ち上げた「SkySat-1」衛星で撮影した動画・画像製品の販売を開始した。同社は2013年5月にSkybox Imaging社と日本での独占パートナー契約を締結している。

SkySat-1は動画撮影能力を備えた商用観測衛星で、衛星直下1.1m分解能の高精細動画を1回の撮影あたり90秒間記録することができる。この動画解像度は地上にある乗用車程度の大きさの物体を識別できるレベルで、これまでの静止画像では難しかった船舶・車両などの移動も把握できるという。

同社はこのほど、30秒間の動画の新規撮影サービスを50万円~、高解像度画像の新規撮影サービスを従来より低価格な10万円~という価格設定で提供する。同社はこれらのサービスにより、駐車場の使用状況の確認・イベントの記念撮影など、これまで衛星利用が進まなかった分野での利用拡大に期待しているという。

撮影画像のイメージ(フェラーリワールド、2014年4月28日撮影) 発表資料より