IDC Japanは6月2日、国内DBMS(Database Management Systems)/ミドルウェア市場予測を発表した。

これによると2013年の国内DBMS／ミドルウェア市場は前年比7.0%増の3,808億円となった。今後、同市場は拡大を続け、2018年の同市場規模は5,119億円、2013年から2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は6.1%になると予測されている。

国内DBMS/ミドルウェア市場規模予測(2013年から2018年) 資料:IDC Japan

同市場は3つの中分類市場で構成されており、2013年の売上額で、構造化データ管理ソフトウェア市場が2,375億2,700万円(前年比成長率7.1%)、アプリケーションサーバーミドルウェア市場の売上額が830億3,100万円(前年比成長率7.4%)、インテグレーション/プロセスオートメーションミドルウェア市場の売上額が602億7,100万円(前年比成長率5.8%)となっている。

2012年に比べ企業の投資意欲が活性化しており、ビッグデータ関連ビジネスの盛り上がりもあって市場は好調に推移しているという。

同社は、2018年の同市場規模を5,119億円と予測している。ビッグデータ活用という企業のデータ活用基盤に対する需要の増大とクラウドコンピューティングの活用によるアプリケーション開発/運用の効率化という2つの大きな要因により、CAGR 6.1%の高い成長を中期的に続けていくとしている。