インターコムは6月2日、情報漏洩対策機能とIT資産管理機能を提供するクラウドサービス「MaLion Cloud」に新機能を追加した最新バージョン(Ver.4.0)の提供を開始したと発表した。

「MaLion Cloud」システム構成イメージ

最新版では、「Mac PC管理機能」、「SAM(ソフトウェア資産管理)支援機能」の2点を主要テーマとして機能強化を行った。

「Mac PC管理機能」では、アクティブウィンドウログの収集やSSLで暗号化されたWebアクセスの制御、無線LANのアクセスポイントへの接続監視などに対応し、よりきめ細かい操作監視を実現した。

「SAM支援機能」では、これまで端末エージェントが導入されたPCのみLANを経由してIT資産情報を収集していたが、最新バージョンでは、端末エージェントが導入されていないオフラインのPCについてもIT資産情報の収集が可能となった。

具体的には、市販のUSBメモリに対して「MaLion Cloud」用の収集プログラムを導入し、そのUSBメモリをオフラインのPCに接続してIT資産情報を収集。収集した情報を「MaLion Cloud」に取り込むことで、オンラインのPC同様に台帳機能を利用してIT資産を一元管理。また各ソフトウェアの導入本数を集計するレポート、端末別に導入されているソフトウェアの種類や本数を集計するレポート、さらには一定期間におけるソフトウェアの起動回数を集計するレポートなど、ソフトウェアの利用状況を把握して資産の有効活用に役立てることのできるレポートテンプレートを搭載した。

「MaLion Cloud」管理コンソール画面

なお、価格は1クライアントあたり月額1,000円(税別)から。