日立製作所(以下、日立)とヤンマーエネルギーシステムは6月2日、中小規模の工場や公共施設、商業施設などに適用可能な分散型エネルギーシステム事業で協業し、両社の技術を組み合わせたシステムパッケージの販売を同日より開始すると発表した。
同システムパッケージは、ヤンマーエネルギーシステムの「マイクロコージェネレーション」と、日立が新たに開発した連携制御装置「マイクログリッドコントロールシステム」を組み合わせており、中小規模の発電システムとして工場や病院などの公共施設、商業施設などへの導入が可能。
これにより、分散型電源の活用によるピークカット・ピークシフトを実現し、契約電力量を抑えることで電気料金低減とCO2の削減を図ることができる。
また、マイクロコージェネレーションの排熱の有効利用による省エネルギーが図れるほか、停電時や電力不足時でも自立運転への自動切り換え機能により発電と熱供給が可能となり、BCP対応としても活用することが可能となっている。