Facebookページ名は、今後運営をしていくにあたり、ずっとついて回るもの。開設前にFacebookページの名前の付け方について、そのルール・注意点と、テクニックをご紹介します。
こんにちは、SMMLabの大森です。
開設自体は手軽に出来るFacebookページ。でも、いざ開設しようとすると、
「ページ名はこれでいいのかな?!」「URLはどうしよう」
と慌ててしまって、この記事に辿り着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ぜひ参考にしていただき、ベストなネーミングの付け方について、改めてご紹介します。
1.Facebookページ名はファン数(いいね!数)200名を超えると変更できない
Facebookページを作成するときに、初期設定画面で最初に入力を求められるのがFacebookページの「名前」。この名前ですが、当初初期設定時に仮で入力しておき、後から変更することも可能ですが、ファン数(いいね!数)が200名を超えると変更できなくなりますので注意が必要です!
200名に至るまでの間は、Facebookページ管理者であれば「Facebookページを編集」⇒「基本データを編集」⇒「名前」から新しく変更したい名前を入れて「変更を保存」で完了します。
ただし、200名未満のときは変更できるとはいえ、油断は禁物!
ページ開設と同時に、キャンペーン開催やFacebook広告を活用してファンを集めよう、と考えている場合には、200名はすぐに達してしまう可能性が高いかつ、どのタイミングで200名ちょうどになるかは読めないので、慎重に決めましょう。
ちなみに、当ブログと連動しているFacebookページ「ソーシャルメディアマーケティングラボ」も、かつて、ページ目的の拡張により、Facebookページ名を変更することになったのですが、やむを得ずページを新規開設、旧ページから引越しせざるを得なくなる、ということもありました。
尚、ページを引越しする際に、ファンをその前のページから自動的に連れてくることはできません。よって、1からファンを集める必要があり、せっかく積み上げてきたものがリセットされてしまうことになります(もちろん、やむを得ず引っ越すことになってしまった場合は、旧ページにて、できるだけ新ページにいいね!してもらえるように呼びかけましょう。)
2.Facebookページ名に、「Facebook」を入れることは禁止されている
Facebookページ名を考える際に、すぐに思いつくのが、『商品名+Facebookページ』にて名前をつけるということ。
たとえば、弊社で提供している「モニプラ」というサービスを例に取ると、ついつい『モニプラ公式Facebookページ』という名前をつけてしまいそうになります。しかし、これはFacebook側から明確に禁止されていますので注意が必要です。(Facebookブランド情報センターページに、「あなたの名前と弊社の名称を組み合わせることはできません。」と明確に記されています。)
他にも、以下のようなものをページ名に含むことが禁止されています。
- 不適切な言葉
- 不適切な(アルファベットの)大文字の使用
…文法上適切な方法で使用しなければいけない。
OK例:Spring Field Golf Club
NG例:SPRING FIELD GOLF CLUB - 「®」や「™」といった記号や、不要な句読点
- 一般的な地名のみをページ名にすること
- 誤解を招きかねない言葉
…公式でないのに特定のブランドや場所、人物を代表するかのようなページ名はNG
参照:Facebookデスクトップヘルプ「Facebookではどんなページ名が認められますか。」
https://www.facebook.com/help/www/519912414718764
3.ページ開設時に独自ドメイン(ユーザーネーム)が取得できる
独自ドメイン(ユーザーネーム)が取得できると、会社名や、商品名・サービス名をURLに入れることができるようになり、名刺に入れたり、資料に入れたり、宣伝しやすくなります。
Facebookページの開設時、ページ名入力の後に、独自ドメイン/URL(ユーザーネーム)が取得できます。
開設時に独自ドメインを決めかねる場合は、後から下記のURLからも設定ができます。
http://www.facebook.com/username/
尚、こちらの独自ドメイン(ユーザーネーム)のURL設定時にも、先に書いたFacebookネーミングルールが適用されますので注意が必要です。
その他にも、以下のようなガイドラインがFacebookによって発表されています。
- 他の人がすでに使用しているユーザーネームはリクエストできない
- ユーザーネームは5文字以上。
- ユーザーネームには英数字とピリオド(.)のみ使用可能。また、ピリオドと大文字はユーザーネームの一部としてみなされない
(たとえば、johnsmith55、john.Smith55、およびjohn.smith.55はすべて同じユーザーネームとみなされる)
これらに反していたり、ユーザーネームを売買したりと、不正な利用が発覚した場合は、ドメインやページ自体が取り消されることもあるので要注意です。
ガイドラインに則るのはもちろん、当然ながらアクセスしてもらいやすくするために、氏名や会社名等に一致するか、なるべく近いユーザーネームを選択することをおすすめします。
また、ユーザーネームは一度だけ変更が可能です。やむを得ない事情で変更する場合は、変更予定のユーザーネームを入力して使用可能かどうか確認後、承認が下りれば変更となります。
参照:「ユーザーネームとFacebookページのウェブアドレス」
https://www.facebook.com/help/www/409473442437047/
4.ファンにどのように検索されるかを考えてネーミングを決定しよう
ファンはどのようにしてあなたのページを知るでしょうか?以下4つに分けてみます。
(1)アプリやブラウザのFacebookの検索窓にキーワードを打ち込み、検索してくる場合。
ユーザがあなたのページをどのようなキーワードで検索するか、また、検索されたいかを考えましょう。Facebook検索窓に、思いつくキーワードを打ち込んでみると、驚くほど既に似た名前のページが存在することに気がつくはずです。他と混同されないよう、分かりやすい名前を心がける必要があります。
SMO(ソーシャルメディア最適化)の観点から、自社で運営している他メディアとの相関、表記の統一などにも注意します。
尚、海外ユーザも取り込みたい場合、Facebookページ名に英語表記も併記するのが良いでしょう。”ソーシャルメディアマーケティングラボ(Social Media Marketing Lab.)”のように、日本語と英語を、括弧書きを使って併記するのも一つの方法です。
(2)友達の「いいね!」や、シェアなどを介して知る場合。
「いいね!」やリンク投稿された際に、どのような名前で表示されたら、その友達にまで影響が波及しやすいかを考えましょう。
(3)企業のホームページ(ウェブサイト)やメール、資料、名刺等でURLを知り、リンクから飛んでくる、もしくはURL欄に直接アドレスを入力する場合。
こちらの対策としては、先述の独自ドメインの設定が重要です。できるだけ短く、わかりやすい独自ドメインを心がけましょう。
(4) 検索エンジン(Google,Yahoo等)で、キーワードを入力して検索してくる場合。
Facebookページ名を指名で検索するユーザーというのは多くないかもしれませんが、やはり、企業やブランドとかけ離れたキーワードの名前では、検索結果にもターゲットにも引っ掛かりにくくなることが想像できますよね。
また、SEOとソーシャルメディアの関係もゼロではないので、検索エンジンでの見え方も意識する必要は十二分にあるのではないでしょうか。
こちらの記事でも触れていますので、ご参照ください。
「ソーシャルメディアでコンテンツに火をつける!7つの極意【Mashable日本語版】」
http://smmlab.jp/?p=30453
以上、今回はFacebookページの名前の付け方について、改めて確認しました。
名前はFacebookページの顔となるものですので、十分に検討してつけるようにしたいですね。
関連記事 実際何すりゃいいの?に効くまとめ!Facebookページのレベル別施策実例【前編】 |