夏が近づき体のラインが気になり出した――そんな人もいるかもしれない。この1年、あなたは太っただろうか、痩せただろうか? ビジネスマンの肥満傾向を分析する調査が米国で行われた。

この調査は就職情報サイトの米CareerBuilderが2014年2月から3月にかけて実施したもの。3,000人以上のフルタイムの正社員から回答を得たという。

まずは、米国のビジネスマンの体重は増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのか。回答者の55%が「太り気味」と回答した。この比率は2013年と同じだという。「今の仕事になって体重が増えた」という人は39%、そのうち「10パウンド(約4.5キロ)増えた」という人は21%、「20パウンド(約9キロ)以上増えた」という人は9%いたという。

ここで、会社に勤めると太るのか?と思った方、ご心配なく。「痩せた」という人も16%いるし、45%の人が「体重は変わってない」と回答している。

「太った」と回答した人の属性を分析したところ、太りやすい傾向にあるのはマネジメントなどの幹部層、35歳以上、女性、IT担当者であることもわかった。

幹部層の44%が「現職になってから体重が増えた」と回答、これは幹部以外の比率である38%を上回っている。年齢では、35歳以上のうち40%が体重が増えたと報告している。18歳~24歳では30%とのこと、新陳代謝が活発な若い時と同じ食べ方、運動の仕方では太ってしまうのかもしれない。美容への意識が高いのか、「太った」と回答した人は女性のほうが男性よりも多かったという。職種別では、IT担当者の体重増加が最も激しかったようだ。IT担当のうち、体重が増えたと報告した人は2人に1人の50%もいたとのこと。次いで官公庁(48%)、金融・財務サービス(46%)、ヘルスケア(42%)と続いている。

CareerBuilderでは体重増加を望まない人に対し、「おやつを減らす」「運動する」「オフィス内で立って動く」「弁当を持参する」「会社の福利厚生を利用してジムなどに通う」などとアドバイスをしている。