エフセキュアは5月30日、Facebookとエフセキュアが提携を行い、マルウェアのクリーンアップをFacebookプラットフォーム上で行なうと発表した。
Facebookは今後、エフセキュアを利用したWebブラウザベースのマルウェアスキャナを無料サービスとして提供する予定。同サービスは、マルウェアへの感染が原因と思われる不審な活動により一時的にアカウントが停止しているFacebookユーザに向けたサービスとなる。
エフセキュアのマルウェア・スキャンおよびクリーンアップ技術は、Facebookのユーザ・エクスペリエンスへと完全に統合されるという。
Facebookは、不審な活動をするアカウントを識別すると、クリーンアップ・プロセスにユーザをリダイレクトする。スキャンとクリーンアップは、Facebook内のWebブラウザウィンドウから直接実行可能だ。
クリーンアップ完了後、ユーザはハッカーやスパイウェアに監視されることなく、安全Facebookアカウントへログインすることができる。
この機能を利用するプロセスは、ユーザが感染したデバイスからログインしようとすると、マルウェア感染に関する通知画面が現れる。
エフセキュアが行なうスキャンは検出される脅威の種類に合わせたもので、デバイスにアンチ・ウイルス・プログラムがすでにインストールされている場合でもこれを実行することが推奨される。
ユーザは、マルウェア駆除プロセスをスキップするか、推奨スキャナをダウンロードするかを選択でき、マルウェア駆除プロセスをスキップしたユーザには、後ほど再び実行を促す画面が表示される。
スキャナをダウンロードし実行しているユーザーは、スキャン中もFacebookやその他のサービスを引き続き利用できる。スキャン完了後、ユーザーはFacebookで通知を受け取って、スキャン結果を確認することができる。