シトリックス・システムズ・ジャパンは5月30日、5月6日から8日までの3日間、米国アナハイムにおいて開催した年次テクニカルカンファレンス「Citrix Synergy 2014」で発表した、「Citrix Workspace Suite」の日本での提供を6月30日より開始するとを発表した。

「Citrix Workspace Suite」は、XenApp、XnDesktop、XenMobile、ShareFile、MDMなど、同社が提供するソリューションを統合したスイートパッケージ。これにより、ユーザーは社内でPC環境で作業しても、外出先でスマートデバイスで作業しても、利用している場所、デバイスに最適化され、ユーザーごとにパーソナライズされたデスクトトップ環境を利用できる。

「Citrix Workspace Suite」で統合されるソリューション

同社は、コンセプトとして、デバイスや環境が変わっても、ユーザー側はそれを意識することなく、最適化された統一されたインタフェースを利用できる「エクスペリエンス・ファースト」をうたっている。

モバイル環境では、Wi-Fiから3G/4Gに移行した場合も、自動的に最適化されるという。

特長としては、オンプレミス、クラウド、またはハイブリッドの環境でもエンタープライズクラスのセキュリティを提供していること、データセンター内にすべてのデータを保持するアプリケーションとデスクトップが一元化できること、Windows、Web、SaaS、モバイルアプリケーションを集約した統合型企業アプリケーションストアが用意されていることだ。企業アプリケーションストアが用意されることで、モバイルデバイスに対するアプリの配布を容易に行える。

「Citrix Workspace Suite」のシステム環境

セキュリティ面では、デバイス上のデータの安全性をさらに高めるために、モバイルアプリケーションにデータの暗号化、パスワード認証、ロックや消去、アプリケーション間のポリシー、マイクロVPNなどの機能を追加することも可能だ。

「Citrix Workspace Suite」の価格は1ユーザーあたり70,200円(税別)だが、XenApp、XnDesktop、XenMobile、ShareFileを購入しているユーザーは、最大70% OFFで購入できる(2014 12/末まで)。

「Citrix Workspace Suite」への移行プロモーション