アラクサラネットワークスは5月30日、100ギガビットインタフェースをサポートし、IPv4で最大100万経路、IPv6で最大20万経路の経路情報を収容可能な次世代型ハイエンドコアスイッチAX8600Sシリーズを製品化したと発表した。
100Gポート数×4の「AX8608S」、100Gポート数×8の「AX8616S」、100Gポート数×16の「AX8632S」の3製品があり、価格はそれぞれ1,425万円~、1,590万円~、1,715万円~(いずれも税別)。
モデル | AX8608S | AX8616S | AX8632S |
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最大スイッチング容量(Tbit/s) | 1.6 | 3.2 | 6.4 |
最大ポート数 100GBASE-R(CFP) | 4 | 8 | 16 |
最大ポート数10GBASE-R(SFP+) (現在/サポート計画中) | 48/96 | 96/192 | 192/384 |
最大ポート数1000BASE-X(SFP) | 96 | 192 | 384 |
最大ポート数10/100/1000BASE-T | 96 | 192 | 384 |
新製品は、約60万のフォワーディングテーブルやフィルタ/QoSエントリ(50万以上)に対応し、急増している無線LANなどを通じたスマートデバイスの利用に対応するため、ARPエントリ数をはじめ、レイヤ2ネットワークを通じて多くの端末を直収できる。
さらに、フォールト・トレラント・アーキテクチャの採用、全ポートのリンクアグリゲーション対応、リングプロトコル実装なを行っている。
AX8632Sは、16Uサイズで、最大384本の10ギガビットイーサネット回線が収容可能。100ギガビットイーサネット回線をサポートし、6.4Tbpsのバックプレーン容量は、将来10Tbps以上へ拡張可能。既存設備で使用されている1ギガビットイーサネット回線と、今後の増設や大容量化のための10ギガビットイーサネット回線など、異なるインタフェースを混載して収容可能なマイクロラインカード構造を採用。1/4スロットサイズのネットワークインタフェースカード単位で増設が可能。
AX8600Sシリーズは、2014年8月からの出荷を予定している。