NECは5月29日、スケールアウト型データベースソフトウェア「InfoFrame Relational Store(インフォフレーム リレーショナル ストア)」のアプリケーションインタフェースを拡充し、既存アプリケーション資産の流用性を向上させた「InfoFrame Relational Store V3.1」を販売開始したと発表した。
新製品は、既存のJavaアプリケーション向けインタフェース(JDBCドライバ)に加え、C言語、COBOLで開発したアプリケーションからアクセスするためのODBCドライバや、COBOL専用ドライバを提供する。
また、時系列データを構成する必要最低限のキーバリューデータを取得するため、データ量が増大しても高速かつ安定した検索性能を実現するキーバリューデータ管理方式を開発。これにより、IRSに格納するビッグデータを使用し、分析者が条件をかえながら繰り返し分析(例:時系列データ間の相関分析等)することが可能となる。
さらに、IRSの「Guardium」連携機能を追加。これにより、IRSへアクセスされるSQL文を解析、監視し、不正アクセスの検出や監査証跡の取得、保持が可能となり、強固なセキュリティを確保。採取したアクセスログ情報をGuardiumが提供する様々な形式の監査レポートに利用でき、J-SOXやPCI-DSSへの対応、内部統制、情報漏洩対策など各種コンプライアンス対策を実現し、レポート作成と対応コストの削減が可能となる。