富士ゼロックスは5月28日、個人事業主(SOHO)および中小規模事業所(SMB)向けに、低価格A3対応カラー複合機「DocuCentre SC2020」をアジア太平洋地域 で発売したと発表した。
DocuCentre SC2020は、新開発の電流狭窄自己走査型発光素子およびLEDプリントヘッドを採用し、1200×2400dpiの高解像度プリントを実現。電流狭窄自己走査型発光素子は、独自の面発光型半導体レーザー(VCSEL:ヴィクセル)技術を応用したもので、電流の経路を制御・制限して発光量を増やした。
また、PCから直接Faxを送信したり、受信したFaxをサーバーにアップロードまたは登録したメールアドレスに送信できる。iOS/Android搭載のモバイル端末からウェブページや写真を直接プリントできるほか、DocuCentre SC2020でスキャンしたドキュメントを無線LAN経由でモバイル端末に取り込める。
さらに、低消費電力を実現し、国際エネルギースタープログラムに適合するための基準値であるTEC値が1.2 kWh、稼働時間の大半を占めるスリープモードが1.4Wとなっている。
同社は、2012年から2015年のローエンドA3カラー複合機市場は、アジア太平洋地域で約10%、中国市場では10%以上成長すると予測。DocuCentre SC2020 を投入し、SOHO/SMBの利用者のコミュニケーション活性化および業務生産性向上に貢献する方針だ。